屋根瓦は、雨風から家を守る重要な役割を担っています。
しかし、長年風雨に晒されることで、割れや劣化が発生してしまうことも。
「屋根瓦にひび割れを発見したけど、放置して大丈夫かな。」
そんな疑問をお持ちのあなたへ、この記事では屋根瓦の割れの放置による問題点、適切な補修方法について解説します。
適切な対策を講じることで、安心して快適な住環境を維持できるよう、一緒に考えていきましょう。
□屋根瓦の割れ!放置すると危険?
屋根瓦が割れると、雨漏りや小動物の侵入など、さまざまな問題を引き起こす可能性があります。
1:雨漏り
瓦が割れると、そこから雨水が浸入し、雨漏りに繋がることがあります。
特に、瓦の下の防水紙が劣化している場合は、雨漏りが発生しやすくなります。
放置すると、木材腐食やシロアリ被害など、深刻な問題に発展する恐れも。
2:小動物による被害
屋根瓦の割れは、小動物の侵入経路にもなってしまいます。
鳥が巣を作ったり、ネズミやハクビシンが住み着いてしまうと、糞尿による汚れや異臭、木部の腐食など、さまざまな被害が発生する可能性があります。
3:割れた瓦のズレや落下
瓦は、釘で固定されていたり、瓦同士が組み合わされて固定されていたりします。
しかし、割れることで固定力が弱くなり、ズレや落下が起こる危険性も。
落下した瓦が人や物を傷つけたり、周辺の建物を破損する可能性もあり、決して軽視できません。
□屋根瓦の割れ!適切な補修方法とは?
屋根瓦の割れの補修方法は、大きく分けて3つあります。
1:瓦の差し替え
割れた瓦と同じ形状の瓦を入手できれば、差し替えが可能です。
施工自体が比較的簡単で、短時間で完了できるメリットがあります。
費用は、差し替える瓦の枚数によって変動します。
数枚であれば費用を抑えられますが、数十枚、数百枚と多くなると、高額になる可能性も。
2:パテを使用した接着
パテで割れた部分を接着する方法です。
見た目に影響を与えずに補修できるメリットがありますが、細かな割れや接着面の状態が悪い場合は、接着剤が使用しづらい場合があります。
3:テーピング
防水加工テープで割れた部分を補修する方法です。
パテと同様に、見た目に影響を与えずに補修できます。
しかし、あくまでも仮補修なので、根本的な解決にはなりません。
将来的に、再び会社に依頼して本格的な補修が必要になる可能性も。
□まとめ
屋根瓦の割れは、放置すると雨漏りや小動物の侵入など、深刻な問題を引き起こす可能性があります。
適切な補修方法を選択し、早急に修理を行うことが重要です。
瓦の差し替え、パテを使用した接着、テーピングなど、それぞれの方法にはメリットとデメリットがあります。
ご自宅の状況や予算に合わせて、最適な方法を選んでください。
屋根瓦の修理は、高所での作業となるため、安全に配慮し、専門会社に依頼することをおすすめします。